2019/11/30
【マリインスキー ・オペラ】アンナ・キクナーゼ インタビュー
今回、「スペードの女王」で伯爵夫人、「マゼッパ」では、リュボフを演じるアンナ・キクナーゼにインタビュー!
ぜひご覧ください。[past_image 1] 私は今回「マゼッパ」「スペードの女王」両演目に出演します。どちらの作品も全く違う時代と2つの異なる物語です。「スペードの女王」では伯爵夫人ということで死を待つばかりの老婆の役。「マゼッパ」では、自分の娘の行く末を心配する母の役ということで、感情や表現の面で、非常に大きな違いがあります。「マゼッパ」は歴史上の登場人物が出てきます。「スペードの女王」はフィクションです。この2つのオペラに共通しているのは、チャイコフスキーの作品というだけではなく、プーシキンの作品でもあるということです。
「スペードの女王」で、ゲルマンの前に現れる伯爵夫人は、本人というよりも彼女の魂であって、一番はリーザを助けてほしいと言っているのです。それと引き換えにカードの秘密を教える。ゲルマンといえば、本当にリーザを愛している訳ではなく、賭博に勝つためのただの手段としてしか見ていない。ゲルマンによって約束が破られてしまって、最後の場面で、エースの代わりにスペードの女王が出てきてしまう訳です。[past_image 2] 「マゼッパ」は、言葉に言い尽くせないほど音楽が美しく、とても多面的な作品です。ドラマティックで、苦悩的な場面もあり、とても美しい愛のデュエットもあります。私自身、祈りと処刑の場面は、役を演じていても、ものすごく心に訴えるものがあり、その部分は音楽だけでも非常にマゼッパの世界に没頭できるシーンです。
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巨匠ゲルギエフ&ロシア芸術の殿堂 マリインスキー歌劇場が総力を結集して贈る
マリインスキー歌劇場 チャイコフスキー・フェスティヴァル2019
▼画像をクリックするとPDFで詳細をご覧頂けます▼[past_image 3]
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<公演情報>
マリインスキー歌劇場 チャイコフスキー・フェスティヴァル2019
歌劇「スペードの女王」
2019年11月30日(土)15:00 東京文化会館
2019年12月1日(日)15:00 東京文化会館
歌劇「マゼッパ」(コンサート形式)
2019年12月2日(月)18:00 サントリーホール
マリインスキー 歌劇場管弦楽団 演奏会
2019年12月5日(木) 19:00 サントリーホール(チェロ:アレクサンドル・ブズロフ)
2019年12月6日(金) 19:00 東京文化会館(ヴァイオリン:五嶋龍)
2019年12月7日(土) 13:00 東京文化会館(ピアノ:セルゲイ・ババヤン、辻井伸行)
2019年12月7日(土) 18:00 東京文化会館(ピアノ:セルゲイ・ババヤン)
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