2019/11/19
「ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団日本公演」記者会見レポート
2019年10月30日(水)15:00より「ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団日本公演」の記者会見がポーランド大使館にて行われました。
登壇者は、モニカ・グロホフスカ(ポーランド国立アダム・ミツキェヴィッチ・インスティチュート副所長)、アンドレイ・ボレイコ(ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団 音楽・芸術監督)、ラファウ・ブレハッチ(ピアニスト)、マリア・ジュラフスカ(ポーランド広報文化センター所長・ポーランド芸術祭2019inJapan実行委員長)、二瓶純一(株式会社ジャパン・アーツ 代表取締役社長)。[past_image 1]
●次期駐日ポーランド共和国大使 パヴェウ・ミレフスキ氏[past_image 2] 2週間前に着任以来はじめての記者会見に参加しました。格別な喜びを胸にしている理由は、ふたつ。日本が令和の新時代を迎えた年であり天皇陛下即位の祝賀に参列できたこと。そして、日本とポーランド国交樹立100周年の記念すべき年であり、ポーランド国立フィルハーモニー管弦楽団日本公演の記者会見で挨拶させていただける光栄を得たことです。私にとってこの素晴らしいコンサートが着任して最初のコンサートであります。ポーランドと日本の交流がこのポーランド芸術祭を機会に更なる深い関係で結ばれ、発展を遂げることを願ってやみません。
●野村不動産ホールディングス株式会社コーポレートコミュニケーション部 部長上羽健介氏[past_image 3] 2016年にショパン・ガラ・コンサートを協賛して以来のこの度のご縁であり、緑豊かな恵比寿に在る大使館での記者会見に参加できることを嬉しく思います。
文化や芸術は、私たちのよりよい豊かな生活のために欠かせないものであり、文化振興の取組みは「あしたを、つなぐ」という野村不動産の理念にも通じています。
音楽を通して二国間の交流が育まれる素晴らしい機会に関われることが喜びです。
●ポーランド国立アダム・ミツキェヴィッチ・インスティチュート副所長 モニカ・グロホフスカ氏[past_image 4] 私たちは、この素晴らしいポーランド芸術祭を支援しています。ポーランド芸術祭では、日本の各地で、音楽のみならず美術、映画、演劇、書籍の出版、アート展等、様々な芸術分野で多彩な企画が開催されています。中でも6月には京都で両国の若手アーティストを紹介するアート展が開催され、10月には兵庫県立美術館で「ショパン展」がスタートしました。ワルシャワ国立フィルの公演は、芸術祭のクライマックスとなる重要な企画のひとつとして開催されるものでこの日を迎えられることに喜びを感じます。日本には"一期一会"という大変素晴らしい言葉があります。今日のこの日に感謝します。
●ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団 音楽・芸術監督 アンドレイ・ボレイコ氏[past_image 5] 日本ほどショパンを愛する国がほかにあるだろうか!今回はショパンを演奏するためにこれ以上ない演奏家が揃いました。ショパン国際コンクールで演奏を担う国立オーケストラであり、そして、ブレハッチはショパン弾きとして最高のピアニスト。音楽芸術監督に就任して初の国外ツアーで、彼らとショパンの作品を演奏できるのは、大きな喜びであり、日本の皆さまに音楽という共通語でショパンの奥深さと素晴らしさを伝える役割があると感じています。きっと新たな感動をもたらすことでしょう!
●ピアニスト ラファウ・ブレハッチ氏[past_image 6] 今回のツアーには喜びと期待があります。
2005年にショパン国際コンクールで優勝して共演したオーケストラとふたたび演奏できることは喜びです。そして、新しい音楽芸術監督とともに細かなニュアンスを大切に、ショパンの音楽の極みを 追い求める楽しみ、そこから得られる音楽の喜びに期待しています。
私はその後、リサイタルツアーが続くので、日本の聴衆の皆さまに会えることが更なる楽しみであり期待です。
●ポーランド広報文化センター所長・ポーランド芸術祭2019inJapan実行委員長 マリア・ジュラフスカ氏[past_image 7] 日本とポーランド国交樹立100周年記念「ポーランド芸術祭2019inJapan」は2019年1月、クシシュトフ・ヤブウォンスキのピアノ・リサイタルで幕開けして以来、様々な企画が行なわれる大規模な特別展であり、多くの方々の協力なしには実現できませんでした。発案者であるパデレフスキー協会、ジャパン・アーツ、そして、ポーランド側から支援してくださっているポーランド国立アダム・ミツキェヴィッチ・インスティチュート、これらのパートナーがいてこそ実現されたのです。様々な分野における企画を紹介し、ポーランドの関心が高まっています。ご尽力くださった全ての方々に感謝申し上げます。今後も、2021年3月までポーランド映画祭、ポーランド・フェスティヴァル等の企画が次々開催されます。[past_image 8] [past_image 9] 最後にラファウ・ブレハッチによる「ショパン:4つのマズルカ Op.24」の演奏とフォトセッションをし、会見が終了しました。
ワルシャワ国立フィルハーモニーの次回の日本公演は、2021年1月。2020年10月に開催される第18回ショパン国際ピアノ・コンクール入賞者とのガラ・コンサートで来日予定。
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