2019/8/1

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【記者会見レポート】指揮者 ワレリー・ゲルギエフ マリインスキー歌劇場

2019年8月1日(木)に都内で、「マリインスキー歌劇場 指揮者ワレリー・ゲルギエフ 記者会見」が行われ、大勢のジャーナリストの方々、古くからゲルギエフを応援してくださっている方々がお越しくださいました。弊社社長の挨拶のあと、マリインスキー劇場芸術総監督のワレリー・ゲルギエフが、今冬にお贈りする作品についてお話ししました。[past_image 2]今回、日本でもよく知られる『スペードの女王』と上演機会は少なくも質の高いオペラ『マゼッパ』を持ってきます。オペラ公演に特別協賛いただきます野村グループ様のおかげでこれらの作品を優れた音響のホールで上演できることを深く感謝いたします。 今回は、『スペードの女王』と『マゼッパ』、そして交響曲と協奏曲というチャイコフスキーの作品に光を当てました。これらの作品を皆様と分かち合いたいと思います。 マリインスキー劇場は、1860年に創設されました。『スペードの女王』は、最新の技術を導入した限界の無い劇場として2013年に建てられたマリインスキー?が完成した際に上演いたしました。あらゆる世代の歌手たちがこのチャイコフスキーの偉大なオペラを歌っています。この作品は一言でいうならば、壮大で、力強く、とてもドラマティックなオペラです。新しい演出部分だけではなく、じっくりと役作りをした素晴らしい歌手の歌声、演技とともに、物語を楽しんでいただきたいと思います。[past_image 4]『マゼッパ』を皆様に紹介するということは意義あるとても重要なことだと思っております。この作品は、力強いオーケストレーションと同時に歌手にはドラマティックで豊かな声が求められる作品です。上演機会は少ないですが名作です。 『マゼッパ』は、プーキシンの物語詩「ポルタヴァ」を原作とし、ロシアの史実の基づいて創作されました。『スペードの女王』同様チャイコフスキーとプーシキンという2人の天才による作品ですので、興味を持っていただけると思います。指揮者キャリアを始めた24歳で、プロとして振った作品がプロコフィエフ「戦争と平和」の後『マゼッパ』でしたのでとても思い入れがあります。歌手は、今日マリインスキー劇場を支えるキャストでお送りいたします。マゼッパ役はヨーロッパで引っ張りだこのウラディスラフ・スリムスキー、コチュベイ役のスタニスラフ・トロフィモフ、マリア役のマリア・バヤンキナも素晴らしい歌手です。そしてマリアの母リュボフ役のアンナ・キクナーゼは決して見逃せませんし、ドラマティックな声が必要とされるアンドレイ役はエフゲニー・アキーモフが務めます。10人の異なる声とオーケストラが対峙します。特に合唱は物語をリードしていく重要な役割を担います。見どころ、聴きどころは満載です。前から日本で上演したかった作品なので、実現できて嬉しく思っております。 [past_image 3]『マリインスキー歌劇場管弦楽団 オーケストラ公演』では、友である辻井伸行をソリストに迎えます。また、ピアノ協奏曲第2番・第3番を演奏するセルゲイ・ババヤンは素晴らしいピアニストで、今日高い評価を得ています。また、ヴァイオリンの五嶋龍、チェロのアレクサンドル・ブズロフも出演いたします。 交響曲は、チャイコフスキーの30年間に亘って作曲された、演奏機会の少ない第1番〜第3番と円熟期の第4番〜第6番を演奏いたします。最近は、好奇心の高い聴衆が増えていますので、旋律、和声、オーケストレーションなど様々な角度でプログラムを比較していただけると思います。 『マゼッパ』『スペードの女王』、交響曲全6曲、協奏曲、チャイコフスキーの素晴らしい作品を折り込んだ私の愛すべき貴重なプログラムです。いずれも意味深く、心の奥に染みわたる作品ですので、ぜひお楽しみいただければと思います。 最後にフォトセッションが行われ記者会見が終了しました。[past_image 5]東京公演では、芸術総監督ワレリー・ゲルギエフの「人類の偉大な財産である芸術を次世代に受け継ぐ」という信念のもとにゲルギエフ・シート(25歳以下/限定数)を発売いたします。 11/30〜12/7に行われるマリインスキー・オペラ、マリインスキー歌劇場管弦楽団演奏会へぜひお越しください。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 巨匠ゲルギエフ&ロシア芸術の殿堂 マリインスキー歌劇場が総力を結集して贈る マリインスキー歌劇場 チャイコフスキー・フェスティヴァル2019 ▼画像をクリックするとPDFで詳細をご覧頂けます▼[past_image 6] 歌劇「スペードの女王」 2019年11月30日(土) 15:00 東京文化会館 2019年12月1日(日) 15:00 東京文化会館 歌劇「マゼッパ」(コンサート形式) 2019年12月2日(月) 18:00 サントリーホール マリインスキー 歌劇場管弦楽団 演奏会 2019年12月5日(木) 19:00 サントリーホール(チェロ:アレクサンドル・ブズロフ) 2019年12月6日(金) 19:00 東京文化会館(ヴァイオリン:五嶋龍) 2019年12月7日(土) 13:00 東京文化会館(ピアノ:セルゲイ・ババヤン、辻井伸行) 2019年12月7日(土) 18:00 東京文化会館(ピアノ:セルゲイ・ババヤン) ⇒ 特設サイトはこちらから マリインスキー 歌劇場管弦楽団 日本公演 <東京以外の公演> 2019年11月28日(木) 19:00 福岡シンフォニーホール(ヴァイオリン:五嶋龍) (問)アクロス福岡チケットセンター 092-725-9112 2019年11月29日(金) 19:00 レクザムホール(香川県県民ホール)大ホール(ピアノ:松田華音) (問)県民ホールサービスセンター 087-823-5023 2019年12月3日(火) 19:00 アクトシティ浜松 大ホール(ヴァイオリン:五嶋龍) (問)公益財団法人浜松市文化振興財団 053-451-1114 2019年12月8日(日) 14:00 フェニーチェ堺 大ホール(堺市民芸術文化ホール)(ヴァイオリン:五嶋龍) (問)フェニーチェ堺 072-228-0440
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