2018/1/22
【新刊情報】キンノヒマワリ ピアニスト中村紘子の記憶
キンノヒマワリ ピアニスト中村紘子の記憶[past_image 1] 昭和という時代の熱量を受け止め、走り抜けた国民的ピアニストの評伝
日本人のピアニスト像を決定づけた中村紘子。
華やかに輝き続けたピアノの女王は、
2016年7月、惜しまれつつ世を去ったのちも圧倒的存在感を放っている。
第二次世界大戦終結の前年に生まれ、戦後復興を目指すなか最高峰の音楽教育を受け、
高度経済成長、空前のピアノブームなど日本の熱いうねりとパラレルに弧を描く人生。
賢く、屹立する覚悟をもち、キュートでお茶目、度胸ある美しいひとだった。傷つき、つまずくこともあった。批判もされた。どう乗り越えたのか? その強さの源はなんだったのか?
本書では「キャリアの確立」「憧れの存在となる過程」「音楽への考え」「審査員として業界を牽引した時代」「日本の未来への提言」にテーマをわけ、その生涯と音楽をたどる。当代きっての音楽家たち、調律師、マネージャー、コンクール界のレジェンドなどゆかりの人々によるオン&オフステージの貴重な証言が集まった。
頂点を極めた一人の女性の生きかたは、力強く厳しい、愛に満ちたエールである。
キンノヒマワリ ピアニスト中村紘子の記憶
高坂はる香 著
価格:1,700円(税抜)
発行:集英社
発売日:2018年1月26日(金)
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