2017/4/12

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ナタリー・デセイ 3年振りの来日、今回のプログラムについて

 今回のプログラムは「女の肖像」とタイトルされています。  デセイとカサールとで幾度もリハーサルや話し合いを重ねてつくった熟成されたプログラム。[past_image 1]それは、曲のつながりがよくなるように、調性をかえたり、ピアニッシモからの次の言葉の入り方に工夫を凝らしたりと、歌詞の読み込みはもちろんのこと、音楽の流れから、言葉のつながりまで、細部にわたり繰り返し意見を交し合うといいます。そしてさらには、後半のプログラムで「宝石の歌」のマルグリートのアリアが歌われるときに、前半のリートで歌われた(糸をつむぐ)グレートヒェンを思い起こさせるような。。。といった壮大な世界観までもつながってゆきます![past_image 2] ということで、これは、聴き手にとっても気を抜けません!「女の肖像」という観点から、最新アルバム「シューベルト」の若き尼も急遽プログラムに入れました。演奏家としてお互いの信頼感厚く、リートという新しい道を極める、デセイ&カサールの世界を、どうぞ心ゆくまでお楽しみください! <ナタリー・デセイ&フィリップ・カサール デュオ・リサイタル コンサート・プログラム> 2017年4月19日(水) 19:00 東京オペラシティ コンサートホール モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」より スザンナのアリア“とうとうその時が来た〜恋人よ、早くここへ” シューベルト:ひめごと(ゲーテ) D.719 シューベルト:若き尼(クライガー) D.828 シューベルト:ミニョンの歌(ゲーテ) D.877 シューベルト:ズライカ?(ゲーテ) D.720 シューベルト:糸を紡ぐグレートヒェン(ゲーテ) D.118 モーツァルト:歌劇「魔笛」より パミーナのアリア“愛の喜びは消え” プフィッツナー:歌曲集《古い歌》(ケラー) Op.33 ショーソン:終わりなき歌(クロ)Op.37 ビゼー:別れを告げるアラビアの女主人(ユゴー) ドビュッシー:前奏曲「亜麻色の髪の乙女」 / 「水の精」(ピアノ・ソロ) ドビュッシー:未練(ブルジェ) ドビュッシー:死化粧(ゴーチエ) グノー:歌劇「ファウスト」より 宝石の歌“何と美しいこの姿” 詳しい公演の詳細はこちらから [ツアー日程] 4月12日(水) 東京文化会館(都民劇場) 都民劇場 03-3572-4311 4月16日(日) 福岡シンフォニーホール アクロス福岡チケットセンター 092-725-9112 4月19日(水) 東京オペラシティ コンサートホール ジャパン・アーツぴあ03-5774-3040 ◆ナタリー・デセイCD情報:「シューベルト:歌曲集」2017年4月発売 CDの情報はこちらから
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