2015/3/15

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東日本大震災復興支援チャリティコンサート クラシックエイドVol.5

2015年3月14日 於:東京オペラシティコンサートホール [past_image 1]  「子供の未来を守るために」という想いで開催しました本年で5回目となるチャリティコンサート。例年同様沢山のお客様にご来場いただきました。  今年も福島県より福島県立会津学鳳中学校高等学校合唱部の皆さんをお招きし、心に響く素敵な合唱を披露していただきました。  弊社所属の音楽家と、音楽の仕事に携わる私たちは、これからも音楽の力による復興を続けてまいります。  昨年に引き続き、震災で親を亡くした子供たちの高校卒業後の進学を支援するための「公益財団法人みちのく未来基金」に、会場でお預かりいたしました募金やチャリティ・オークションと、公演収益金の一部、合計4,701,686円を寄付いたしましたので、ここにご報告させていただきます。 [past_image 2] 尚、会場では出演したアーティストの思いを展示させていただきましたが、あらためてこちらにも記させていただきます。 公演の動画もご覧下さい。 福島県立会津学鳳中学校高等学校合唱部 部長:堀井夏美  今回、チャリティーコンサートに参加する機会をいただき、部員一同大変幸せに感じております。    震災は、それまで当たり前だった毎日を、一瞬にして私たちから奪ってしまいました。  あの日以来、私たちは大切な仲間と歌うことが出来る喜びを、日々噛みしめながら練習に励んでいます。 大谷康子(ヴァイオリン)  “音楽の力”<音楽の力>を信じて被災地・病院などに音楽を届ける活動は私のライフワークです。4年経った今でも通常の生活に戻れないどころか、ほとんど何も進んでいない被災地の厳しい現状に愕然としました。  そういう中でも子供たちは逞しいです。これからどのような復興になるかは子供たちの成長した時の判断にかかっています。<継続は力なり。>時間はかかりますが、音楽の輪を広げていきたいと思います。 佐藤しのぶ(ソプラノ)  私は信じています。  音楽が私たちに喜びを与えてくれることを。  勇気を、そして力を与えてくれることを。  私たちは音楽を通してひとつになり、共に困難を乗り越え歩き出します。  私たちは信じるでしょう。必ずや素晴らしい明日の太陽が昇ることを。。 鈴木優人(指揮・チェンバロ)  3月11日が近づく度に、あの恐ろしい地震と津波、そしてその直後の日々を思い出します。  2011年、あのすぐ後にアメリカでロ短調ミサ曲のツアーがありました。アメリカ各地でも本当に多くの方々が祈って下さいました。家が流され、電気がつかない中で、音楽は本当に非力です。しかし音楽に気持ちを乗せることはできます。そうして多くの人々の気持ちが集まった時、本当に大きな力が生まれるのではないでしょうか。 滝千春(ヴァイオリン)  今回は3回目の出演となります。震災当時、被災した沢山の方々が絶望の淵に置かれている状況で、音楽家というのは無力に近い存在なのだと痛感していました。  「音楽で人を救う」などということは、簡単には言えないことです。ただ、もし今このような形で1パーセントでも貢献できているのであれば、一社会人として、そしてやはり音楽家とてとても嬉しく思います。一日も早い復興を心から願って。 西村悟(テノール)  あの日から4年が経った。未曽有の危機に自分は何が出来るかを考えた。何もできない自分に腹が立った。今生きることに必死の人に音楽は無力なのではないかと本気で思ってしまった。しかし4年がたった今、少しずつ復興しているこの時こそ音楽の力が発揮されるのではないか。  歩幅は小さくとも一歩一歩、日本中が歩幅を合わせ前進しよう。私も一緒に復興にむけて歩み続けていきたい。 長谷川陽子(チェロ)  希望の灯を、生命の尊さと鎮魂の想いを、生かされた重みと意味を、今年もクラシック・エイドで皆さまと共有出来ることに、心から感謝したいと思います。今年で4回目の出演となるクラシック・エイドは、普段のコンサートとは全く違う気持ちで、「演奏家」というより、「一個人」として毎年自分にできることは、何だろうと問いかけながら音を紡いでいます。音楽を心の糧に、明日を作っていきたい。そんな想いで演奏させていただきます。 森麻季(ソプラノ)  悲しいとき、辛いとき、そして、嬉しいときも、寄り添ってくれる音楽があることは幸せです。今日の音楽が、皆さまに平和と安らぎと希望を届けてくれることを願って私も精一杯心をこめて歌います。 横山幸雄(ピアノ)  日本人として、この美しい国と人々を愛し、誇りに思う1人として、先の大震災からの復興を心より祈っております。すべての方々に心安らかな日常が戻ることを願って、今日はピアノに向かいたいと思います。 [past_image 3]
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