2015/11/25

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マリインスキー・バレエ2015年来日合同取材会レポート

2015年11月25日、文京シビックホールで記者会見が行われました。 [past_image 5] 登壇者は、舞踊監督ユーリー・ファテーエフ、 ウリヤーナ・ロパートキナ、エカテリーナ・コンダウーロワ、クリスティーナ・シャプラン、マリーヤ・シリンキナ、ウラジミール・シクリャローフ、ティムール・アスケロフ、キミン・キム、ザンダー・パリッシュでした。 (ロパートキナはリハーサルのため途中退出、コンダウーロワは途中参加でした) [past_image 1] 最初に舞踊監督ファテーエフの挨拶です。 挨拶の途中でロパートキナが登場、深々とお辞儀をして席につきました。「日本公演をバレエ団全員が楽しみにしてまいりました。中でも今回の来日演目にある『愛の伝説』は、マリインスキー劇場で生まれた作品です。日本で初めてとなる歴史的上演になるでしょう。ご期待いただきたいと思います。 そして、先ほどヴィクトリア・テリョーシキナが来日した、との連絡がありましたことも、皆さまにご報告させていただきます。もう1つ、マリインスキー劇場が生んだ伝説のバレリーナ、ナタリア・マカロワさんを日本にお招きし、先日迎えられた75歳のお誕生日を一緒にお祝いできることも、お伝えいたします。マカロワさんには、12月2日に彼女の大切な作品のひとつ『ロミオとジュリエット』をご覧いただきます。偉大な先輩に接することで、私たちも大きなインスピレーションを受けると思います。」と、ファテーエフ氏。 そして、ロパートキナの挨拶。 「日本に戻って来られて本当に嬉しいです。毎回来日するたびに、日本のお客様の温かさのお蔭で、ダンサーは伸び伸びと踊る事ができます。そして、日本では初めて愛の伝説を踊りますが、この演目はもっとも好きな演目のひとつです。皆さんに気持ちが届くことを願っています」と話しました。 [past_image 2] 挨拶の後、ロパートキナはリハーサルの関係で退席し、入れ替わりにコンダウーロワが登場。 「日本に来られて本当に嬉しいです。ここにいられるだけで幸せです。怪我から復帰のした際、皆さんのサポートでここまでこられました。感謝しています」 次にクリスティーナ・シャプラン 「日本にはワガノワ・バレエ学校時代に来たことがあります。でも小さかったですし、移動ばかりしていて、あまり覚えていないのです。ですから今回の来日を心待ちにしていました。」 [past_image 3] マリーヤ・シリンキナ 「少し急なことでしたが、来日メンバーに選ばれて本当に嬉しいです。『愛の伝説』のシリン役、『ロミオとジュリエット』のジュリエット、大好きな役を踊ります。」 ウラジミール・シクリャローフ マイクを受け取ったとたんに、ながーいため息!で、会場は大爆笑。「マイクが回ってくるのを待っていました!今回の来日を楽しみにしていました。中でも『愛の伝説』は、マリインスキー・バレエが日本で上演するのは初めてです。そんな記念すべき公演でフェルハドを踊ることが出来て、光栄です。」 [past_image 4] そして、アジア人として初めてプリンシパルになったキミン・キム。「こんにちは!キミンです」と、日本語で挨拶をした後「マリインスキー・バレエに入団して初めての海外公演が日本だったので、本当に思い出が深いのです。日本に戻って来られて嬉しいです」と話しました。 ティムール・アスケロフ 「もうみんなが言ってしまいましたが・・・日本に来ることができて幸せです。特に『白鳥の湖』をオクサーナ・スコーリクと、『ロミオとジュリエット』をクリスティーナ・シャプランという素晴しいバレリーナと踊ることができるのですから。ぜひ私たちの公演を観に来てください。私たちは全員、心を込めて、必ず満足していただける舞台をお贈りしますから!」 イギリス人として初めてマリインスキー・バレエに入団したパリッシュ。ロシア語で話してくれました! 「前回来日したのは、英国ロイヤル・バレエの一員としてでした。今回はマリインスキー・バレエのメンバーとして来日し、『白鳥の湖』『ロミオとジュリエット』を踊ることができ、感激しています。」 質疑応答に移ります。 −マリインスキー・バレエとして、引継いで行くもの、変わらない価値というのは? 舞踊監督ユーリ・ファテーエフは「過去、現在、この先も、芸術の一定レヴェルを高く保ち続けていくマリインスキー・バレエは、出来上がったダンサーをただ受け入れるのでなく、スターを育てて行くカンパニーです。ここに居る全員が、マリインスキーの誇りです」 ウラジミール・シクリャローフへの質問 −マリインスキー・バレエを代表するダンサーとして、主要なクラシック・バレエの役はほとんど踊っているかと思いますが、今後踊りたい作品、新しくレパートリーにしたい作品などお聞かせいただけますか? 「クラシック・バレエの作品はほとんどのものを踊ってきました。今はそれらの作品をさらに深めたいと思っています。役づくりの中で登場人物の関係性をどのように描き出すか・・・など、ひとつひとつを考えぬいて、表現していきたいと思っています。また、マクミラン振付にも興味がありますので『ロミオとジュリエット』『マノン』『マイヤリンク』など踊ってみたいです。さらに、マリインスキー・バレエは今シーズン『不思議の国のアリス』(ウィールドン振付)、『青銅の騎士』を初演しますので、楽しみにしています。」 −『青銅の騎士』は誰の振付作品なのでしょうか? (ファテーエフ監督)「『青銅の騎士』はプーシキンの詩をもとに、ザハロフが振付たものがあります。 それを復刻し、さらにマリインスキー劇場でダンサーとしても活躍しているユーリー・スメカロフが復刻版の良い部分と、時代にあったものとを適切に組み合わせて構成する予定です。興味深い作品になると思います。」 クリスティーナ・シャプランへの質問 −ワガノワ・バレエ学校を卒業してモスクワ、そしてサンクトペテルブルグでもミハイロフスキー・バレエを経て、マリインスキー・バレエに入られました。今、マリインスキーに入られて感じる魅力を教えていただけますか? 「まず先生方が素晴しいです。そしてマリインスキー劇場のレパートリーの多彩さが、私にはとても魅力的です。 マリインスキー・バレエに入団するには、アシルムラートワ先生が多くの助言をしてくださいました。 とても感謝しています。」 会見の様子はYOUTUBEでご覧頂けます! ------------------------------------------------------- 東京公演開幕!! 世界のバレエの至宝。ロシア芸術の都サンクトペテルブルグの高貴な華 マリインスキー・バレエ<キーロフ・バレエ>2015年来日公演 詳細はこちらから 「ジュエルズ」  11月26日(木) 18:30 文京シビックホール大ホール 「愛の伝説」  11月27日(金) 18:30 東京文化会館  11月28日(土) 13:00 東京文化会館 「ロミオとジュリエット」  11月30日(月) 18:30 東京文化会館  12月1日(火) 18:30 東京文化会館  12月2日(水) 13:00 東京文化会館(平日マチネ公演) 「白鳥の湖」  12月4日(金) 18:30 東京文化会館  12月5日(土) 12:30 東京文化会館  12月5日(土) 18:30 東京文化会館  12月6日(日) 13:00 東京文化会館
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