2015/10/29

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オペラ「夕鶴」2016 記者会見レポート

2016年2月、待望の再演となるオペラ「夕鶴」会見を都内で行いました。 登壇者は、演出の市川右近、衣裳の森英恵、つう役に佐藤しのぶ、指揮は、現田茂夫という豪華な顔ぶれです。 [past_image 1] まずは、演出を手がける市川右近よりご挨拶。 「時代と国境を越えて人間の普遍性を描く、日本を代表するオペラ「夕鶴」。團伊玖磨さんの作品の再演を、大変喜ばしく思います」と話しました。 [past_image 2] 初演時、大きな話題を呼んだ豪華でモダンな衣装。森英恵さんのご挨拶の後は、主役のつうを演じる佐藤しのぶがご挨拶。 「前回以上に、さらにお客様に喜んで頂けるよう、一生懸命に臨みます」と決意を新たにしています。 [past_image 5] 続いて、音楽監督・指揮者現田茂夫よりご挨拶。 「このオペラは天使の様な衣装をつけた子供も沢山出演します…美しい自然の風景に引きこまれます…。一人でも多くの方に、この夕鶴を観て頂きたい!」と意気込み語りました。 [past_image 3] 挨拶が終わると、次に質疑応答に移りました。 —市川右近さんへ、前回の公演の主な印象は? 「まず前回と今回とは、演出の内容は変えずに行います。…特に森英恵さんのつうの衣装、着物ではないドレスの、新しいつうが出来上がりました」と笑いを交え、大満足だった、と振り返ります。 佐藤しのぶより「初回、出来上がるまではとっても大変だったのです」と本音もこぼれます! 前回より一年間、ワインの様に熟成した時間を経て演じる“夕鶴”、東北地方に『真手(までい)』という言葉があります。“大切なものを真心をもって手で大事にくるむような気持ち”を意味します。観て下さったかたが、掌に大切なものを持ち帰って下さるような気持ちになってくれたら・・・」と、優しく微笑でいたのが印象的でした。 —新演出の再演ということで、このオペラ「夕鶴」チームの特徴は? 市川右近は「みな、戦友になった。」 佐藤しのぶも「例えば、ドイツの歌劇場では、演出家に逆らわないことが出演契約に盛り込まれているのですが・・・」と右近さんを見ながら「逆らわないどころか、しょっちゅう質問を投げかけ、皆で話し合いながら進めました。そう、戦友です!」と添えます。 —子供達のカラフルな衣装は、宇宙的、未来的にも見えたと、衣装の森英恵に質問。 「メイド イン ジャパンの世界を表現しました。」と森英恵。日本だけでなく、海外にも誇れる衣装と舞台です。 [past_image 4] 質疑応答の後に、フォトセッションを行い記者会見は和やかに終了しました。 人間の普遍性と自然との繋がりを、團伊玖磨の音楽が描く日本のオペラ「夕鶴」。記者会見会場は、入り切れないほどの人で大盛況となりました。 ぜひ、オペラ「夕鶴」にご注目ください。 ------------------------------------------ オペラ「夕鶴」2016 2月14日(日) 15:00 神奈川県民ホール 3月24日(木) 14:00 東京文化会館 3月27日(日) 14:00東京文化会館 公演詳細はこちら
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