2015/9/7
ガブリエラ・ゲオルギエヴァのインタビュー[ブルガリア国立歌劇場]
イーゴリ公:ヤロスラーヴァナ役
「初めて日本で歌います。10月に皆さんにお会いできることを、楽しみにしています。」
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ブルガリア国立歌劇場の魅力を教えていただけますか?
「この劇場は、とても居心地が良いのです。ブルガリアは、私が生まれ育ったところ。ここで生まれ育ち、両親や友人もいるところで歌う幸せを感じます。お客様も暖かい雰囲気で優しく見守ってくれる。皆の愛情から、いつもエネルギーを貰っています。ここには、世界中から優れた歌手や演出家が来ます。国境を越えて交流できることは、私にとって貴重な経験です。また、私は、劇場には神様が住んでいると思っています。」
今回、<イーゴリ公>のヤロスラーヴァナを歌いますね。どんな気持ちで歌いますか?
「ヤロスラーヴァナのアリアは、音楽的にも大変美しいですね。素晴らしい、心に響く音楽です。個人的にとても好きな役です。ブルガリア人に近い感情を持っていると思います。”アイーダ”や”トスカ”より出番が短く、大役ではないですが、発声や役作り、そして感情表現、どれをとっても難しい役でもあります。ヤロスラーヴァナは、傷つきやすい女性ですが、夫がいなくなってロシアの国と民を守らなければならない立場にある、強い女性を表現しています。」
ブルガリアの魅力を教えて下さいますか?
「ブルガリアには美しい自然があり、山や森があります。最近では、黒海の美しいリゾートが有名になりつつありますが、まだ人口的に手をつけられていない自然が残っています。
お野菜や果物も美味しいですよ。世界中で”オーガニック食”が推奨されていますが、私たちブルガリア人にとってオーガニックはごく当たり前のこと。昔の人はヘルシーでしたね。お肉より、レンズマメやお野菜たっぷりの食事をしていましたから。特にお奨めはピンクトマトです。夏に収穫される、グレープフルーツ大のピンク色のトマトが大好きです。」
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ブルガリア国立歌劇場 2015年日本公演
プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」10月10日(土) 15:00 東京文化会館
ボロディン:歌劇「イーゴリ公」10月11日(日) 15:00 東京文化会館
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