2015/6/29
ザンデルリンク&ドレスデン・フィル ソウル公演も大成功!
ミヒャエル・ザンデルリンク率いるドレスデン・フィルの韓国公演は、熱気に包まれ大成功を収めました。
6月26日(金) 20:00 ソウル・アーツセンター
<プログラム>
ベートーヴェン/フィデリオ序曲
ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第3番(ソリスト:クンウー・パイク)
ブラームス:交響曲第1番
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ソウル・アーツセンター
ザンデルリンクとドレスデン・フィルの演奏は、今時のデジタルなサウンドではなく、小さい頃に聴かされたクラシック音楽のイメージに近く、例えるならフルトヴェングラーなどの時代の演奏を生で昔のホールで聴いたらこんな感覚になるのではないか、というサウンドのようです。
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ザンデルリンクはさすがにチェロ出身、弦楽器の響かせ方や、聴取への聴かせ方が秀逸。特にブラームスの2楽章、3楽章とアンコールのエニグマの弦のアンサンブルは心地よい響きを醸し出します。
ブラームスの第1楽章は往年の巨匠を思わせる重厚なテンポ。低弦パートを存分に聞かせる正当な演奏。第4楽章はむしろ今時なアップテンポでオーケストラのボリュームも3楽章までよりも一段大きくし、フィナーレに向けて様々な仕掛けをし、大きく盛り上げて気持ちよく終わる「素晴らしいクラシックを聴いたぞ!」という感覚にさせる構成力を感じさせてくれました。
アンコールを行ったあとも拍手は一向になりやまず、指揮者が何度も呼び戻されるほど。韓国のお客様の心をしっかりと捕まえた、大成功の初日でした。
日本では、ピアニストの清水和音とベートヴェンの「皇帝」を演奏。このオーケストラの重厚なサウンドと清水和音との共演は、ドイツのオーケストラで聴く正当な真っ向勝負のベートヴェンになる事は間違いないと思います。
ザンデルリンクとドレスデン・フィルの演奏は、昔のドイツのオーケストラらしさ、伝統をしっかりと受け継いでいる、日本人がクラシックのオーケストラのイメージをする時に、彼らは正にイメージ通りだと思います。
余計な知識を持たずに、肩肘張らずに純粋にクラシックを楽しんでみたい方にもお勧めです!
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古都ドレスデンが誇る名門楽団の、伝統が生む特別な響き
ザンデルリンク 指揮 ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
2015年7月6日(月) 19時開演 サントリーホール
オール・ベートーヴェン・プログラム
「フィデリオ」序曲
ピアノ協奏曲 第5番「皇帝」(ピアノ:清水和音)
交響曲 第7番
S14,000 A12,000 B10,000 C売切 D売切
6/29札幌、7/2武蔵野、7/3愛知、7/4大阪、7/5所沢、7/7上野
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