2015/6/26
プレトニョフ&ロシアナショナル管弦楽団 香港公演2日目
ミハイル・プレトニョフ指揮、ロシア・ナショナル管弦楽団の香港公演2日目は、スピーディーで勢いの有るグリンカの「ルスランとリュドミラ」序曲で始まりました。
香港初登場のセルゲイ・ナカリャコフは、アルチュニアンのトランペット協奏曲を演奏。
圧倒的な技巧を全く感じさせず、本当に自然に美しく奏でられる旋律は歌心に満ち、満員の聴衆はトランペットの魅力に惹きこまれていました。いままで一度もトランペットを聴いたことの無い人にも新鮮な驚きをもたらしミュートを使用した時の美しいピアニッシモでの演奏やフォルテッシモでの高音も素晴らしく、彼の完璧な演奏に魅了されていました。
この新しいスターの発見を大歓迎する聴衆の熱い拍手に応え、アンコールではナカリャコフは楽器をフリューゲルホルンに持ち替えてバッハのG線上のアリアを演奏。循環呼吸を駆使し、長い旋律をこの上なく美しい響きで演奏し、更に大喝采を浴びていました。
鳴り止まない拍手に応え、何度もカーテンコールに呼び戻され、最後に舞台前方で胸に手を当て深々とお辞儀をした時のセルゲイ・スマイル。
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誰もが好きになってしまうセルゲイの存在感は圧倒的で、終演後のサイン会は長蛇の列となりました。
演奏会後半では、オーケストラがラフマニノフの交響曲第2番を熱演。その素晴らしい演奏に会場はどよめき、盛大なる拍手と共に歓声が上がっていました。アンコールでは、チャイコフスキーの「雪娘」より道化師を演奏。ここでは首席トランペットのラヴリックが大活躍、素晴らしい演奏を聴かせてくれ、会場は最高潮に盛り上がり、熱狂の中、香港公演は終了しました。
いよいよ27日の調布公演から日本公演が始まります。
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世界屈指のオーケストラが奏でるロシア音楽名曲集!
プレトニョフ指揮 ロシア・ナショナル管弦楽団(RNO)
2015年07月07日(火) 19時開演 文京シビックホール
<プログラム>
グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 Op.23(ピアノ:牛田智大)
ラフマニノフ:交響曲 第2番 ホ短調 Op.27
⇒ 公演の詳細はこちら
≪全国日程≫
6月27日(土) 調布市グリーンホール大ホール(フェスティバルホール) グリーンホールチケットサービス 042-481-7222 ☆
6月28日(日) 奈良県文化会館 ムジークフェストなら実行委員会 0742-27-8478 ◆
7月4日(土) シンフォニア岩国 0827-29-1600 ■
7月5日(日) アルファあなぷきホール 087-823-5023 ★
7月7日(火) 文京シビックホール ジャパン・アーツぴあ03-3499-8400 ■
7月8日(水) 上田市交流文化芸術センター(サントミューゼ) オフィス・マユ 026-226-1001 ■
7月11日(土) 愛知県芸術劇場コンサートホール CBCテレビ音楽祭・イベント事業部 052-241-8118 ■
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☆調布音楽祭2015 ミハイル・プレトニョフ(ピアノ)
◆ソリスト:牛田智大(ピアノ)、セルゲイ・ナカリャコフ(トランペット)
★ソリスト:松田華音
■ソリスト:牛田智大(ピアノ)
≪セルゲイ・ナカリャコフの出演情報≫
6/28(日) 15:00 コンチェルト 奈良県文化会館 ※ムジークフェスト奈良の最終日
7/03(金) 19:00 リサイタル すみだトリフォニー
7/05(日) 15:00 リサイタル 不二輸送機ホール (山陽小野田市文化会館)