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—ドレスデン・フィルとの共演について
「今回、ドレスデン・フィルと共演するお話をいただいた際、私は20数年前のドレスデンの街並みを思い返しました。
あれは1986年、年初のことです。私はベルリンの壁崩壊前のドレスデンで、今回共演するドレスデン・フィルと共演する予定だったのです。ところが、フランクフルトから列車で東ドイツに入国の際、トラブルがあり入国を認めて貰えず到着が1日遅れてしまったのです。そしてコンサートはキャンセルとなってしまいました。
それから約四半世紀の時を経て、東京で共演できるのは運命的な出会いを感じてなりません。この長い年月を経過し実現できた共演は、大きな楽しみであることは勿論、何か運命的な演奏となる予感がします。」
—「皇帝」について
「ベートーヴェンは一番身近な作曲家です。
全32曲のソナタに変奏曲やバガテルなどのピアノ独奏曲、ピアノ協奏曲5曲、三重協奏曲、ヴァイオリン・ソナタやチェロ・ソナタ、そしてピアノ三重奏曲やピアノ四重奏曲など、ベートーヴェンの作品は、自分自身がこれまで演奏した回数が一番多い作曲家ですのでとても身近に感じるのです。
そのなかでも「皇帝」は特別な存在。「ザ・ベートーヴェン」とでも言うか、楽曲の構成力、力強さ、美しさ、大胆さ…。「皇帝」はベートーヴェンの曲のなかで、自分でも言い尽くせない特別な曲です。」
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古都ドレスデンが誇る名門楽団の、伝統が生む特別な響き
ザンデルリンク 指揮 ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
2015年7月6日(月) 19時開演 サントリーホール
オール・ベートーヴェン・プログラム
「フィデリオ」序曲
ピアノ協奏曲 第5番「皇帝」(ピアノ:清水和音)
交響曲 第7番
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