ヨシフ・イワノフ
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「印象的な権威と存在感を持つ演奏家」(ザ・ストラド)、「未来のトップヴァイオリニストのひとり」(ディアパソン誌)と目されるヨシフ・イワノフは、同世代の中で最もエキサイティングなヴァイオリニストのひとりという地位を短時間で確立した。
16歳でモントリオール国際コンクール第1位、2年後にはエリザベート王妃国際コンクールでも第2位と観客賞を受賞して注目を集めた。
ここ数年で欧州各地の主要ホールに初登場し賞賛を得る。モントリオール響、ヴァンクーバー響、ルツェルン響、ゲッティンガー響、バーミンガム市響、オレゴン響、グランド・ラピッズ響、シンガポール響、ロンドン・フィル、ルクセンブルク・フィル、ロッテルダム・フィル、マレーシア・フィル、ブルノ・フィル、イギリス室内管、ローザンヌ室内管、ハーグ・レジデンシー管、スイス・ロマンド管、RAI交響楽団、シンフォニア・ヴァルソヴィア、ミラノ・ヴェルディ管、リール国立管、アンサンブル・オルケストル・ド・パリ、香港シンフォニエッタ等において、N.ヤルヴィ、マリン・アルソップ、ネゼ=セガン、V. ユロフスキ、大野和士、カサドシュ、ヘレヴェッヘ、ズヴェーデン、ロペス=コボス、マリン、シモノフ、ラングレ、アクセルロッドらの指揮者と共演している。
リサイタルではマントン・フェセスティバル、モンペリエ・フェスティバル、ザルツブルクのモーツァルテウム・、東京(吉祥寺劇場)、フィルハーモニー・エッセン、ベートーヴェンフェスト・ボン、Istituzione Universitaria dei Concerti Roma、カーネギー・ホール、モントリオールのザ・レディース・モーニング・ミュージカル・クラブ、マルセイユ、フェラーラ・ムジカに招かれている。定期的に組むリサイタルのパートナーとしては、イタマール・ゴランやジュリアン・カンタンのほか、ハヴィエル・ペリアネス、イングリット・フリッターやフランク・ブラレイ、デヴィッド・カドウシュ、プラメナ・マンゴーヴァとも共演している。最近ではベルギー人ヴァイオリニストのロレンツォ・ガットおよびラチャ・アヴァネシアンとトリオ「トリロジー」を結成。音楽のジャンルの壁を取り払ってクラシックの名曲、映画音楽、スタンダード・ジャズを演奏することを目指している。
今後の主な活動としては、トスカニーニ管、ポーランド室内管、ポー管、ボーンマス響との共演と、中国ツアーがある。
アンブロワジー/ナイーヴ・レーベルのデビューCD(フランク、イザイ、デーヌのソナタ集)でディアパソン年間賞を受賞。バルトーク&ショスタコーヴィチの協奏曲と、デュティユーのCDも、いずれも高評を得ている。
イワノフはザハール・ブロン、イーゴリ&ワレリー・オイストラフ、オーギュスタン・デュメイに師事。2008年からブリュッセル王立音楽院で教鞭をとっている。イワノフは同学院史上最年少のヴァイオリン科の教師である。
シカゴのストラディヴァリウス・ソサエティから1699年のストラディヴァリ「Lady Tennant」を貸与されている。