ウラディーミル・アシュケナージ

*appeared with touring orchestra only

ウラディーミル・アシュケナージ

©Keith Saunders

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1955年ワルシャワのショパン・コンクールと1956年ブリュッセルのエリザベート王妃コンクール1位という世界の檜舞台で初めて脚光を浴びて以来、アシュケナージは、著名かつ尊敬されるピアニストとしてのみならず、創造的で幅広い活動を行い、世界中の音楽ファンを触発し続けるアーティストとして、驚くべき経歴を築いてきた。

この20年間では、指揮活動が最も大きな割合を占めている。

チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者(1998〜2003)、NHK交響楽団の音楽監督(2004〜2007)を歴任し、2009年1月からはシドニー交響楽団の首席指揮者と芸術アドバイザーに就任。

シドニー交響楽団とは極めて良好な関係を築いており、ラフマニノフ、エルガー、プロコフィエフ、マーラーといった作曲家フェスティヴァル、録音、海外ツアーなど数多くの刺激的な活動を行っている。

これらの役職の傍ら、彼は2000年に桂冠指揮者となったフィルハーモニア管弦楽団とも長年の関係を保っている。
毎シーズンのロンドンや英国各地における公演に加えて、最近の中国、韓国を含め世界的にツアーを行っており、また2003年の「スターリン体制下のプロコフィエフとショスタコーヴィチ」(ケルン、ニューヨーク、ウィーン、モスクワでも上演)や、2010年10月にパリで再演された「ラフマニノフ再考」といった画期的なプロジェクトも創り上げた。

また、毎年ツアーを行っているEUユース・オーケストラの音楽監督、アイスランド交響楽団とNHK交響楽団の桂冠指揮者の任にも就いている。その他にも、クリーヴランド管弦楽団(元首席指揮者)、サンフランシスコ交響楽団、ベルリン・ドイツ交響楽団(1989〜99首席指揮者・音楽監督)をはじめ、長年特別な関係を築いてきた多数のオーケストラと強固な繋がりを保ち、しばしば客演している。
指揮者として重要な活動を行う一方、近年ピアニストとしては、主に録音スタジオにおいて幅広い作品を世に送り出している。主なものには、1999年のグラミー賞を受賞した「ショスタコーヴィチ:プレリュードとフーガ」、彼が委嘱した「ラウタヴァーラ:ピアノ協奏曲第3番」、「バッハ:平均律クラヴィーア曲集」、「ラフマニノフ:トランスクリプション」、「ベートーヴェン:ディアベッリ変奏曲」がある。最新のソロのリリースは「バッハ:パルティータ全曲」のディスクである。ヴォヴカ・アシュケナージと共演したピアノ・デュオのフランス作品集は2009年にリリースされ絶賛された。2011年の秋には日本と韓国でこのデュオのコンサートが予定されている。
彼はその多忙なスケジュールの合間をぬって、数々の興味深いTVプロジェクトにも参加している。中では、1979年に上海で撮影された「毛沢東以後の音楽(Music after Mao)」、1960年台にソ連を去って以来初めて生まれ故郷を訪れた1989年の記録「モスクワのアシュケナージ」、ロンドンの子供達と一緒に出演したNHK「スーパー・ティーチャーズ」、2003/04年のドキュメンタリー「スターリン体制下のプロコフィエフとショスタコーヴィチ」が特筆され、これらの放送によって聴衆を拡げる努力も続けている。

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