チョ・ソンジン

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圧倒的な才能と生来の音楽性で、急速に世界的な活躍を繰り広げているチョ・ソンジンは、同世代の中で最も際立つアーティストの一人と認められている。2015年ショパン国際ピアノコンクールで念願の優勝を果たし、国際的な脚光を浴びる。

ドイツ・グラモフォンと専属契約を結び、2016年にリリースされた最初のCDには、ノセダ指揮ロンドン響との共演による、ショパンのピアノ協奏曲第1番と4つのバラードが収録されている。2017年にはドビュッシーのソロ・アルバム、続く2018年には、ネゼ=セガン指揮ヨーロッパ室内管との「モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番、ソナタ第3番、第12番」のアルバムがリリースされた。これらのアルバムは、いずれも世界中の批評家たちから非常に高く評価されている。

多忙なリサイタル・ピアニストであるソンジンは、世界で最も著名なコンサートホール、カーネギー・ホール、コンセルトヘボウ、ベルリン・フィルハーモニー・カンマームジークザール、ウィーン・コンツェルトハウス等で演奏している。

次の2シーズン中には、フランクフルトのアルテ・オーパーのメイン・ホールでのデビュー・リサイタルをはじめ、パリのシャンゼリゼ劇場、ハンブルクのライスハル、トーンハレ・デュッセルドルフ、ヘルシンキのミュージック・センター、ワシントンのケネディ・センター、ノース・キャロライナのダーラムのデューク・パフォーマンシズ、ジュネーヴのヴィクトリア・ホール、ウィグモア・ホール、マンチェスターのブリッジウォーター・ホール、そしてウィーン・コンツェルトハウス、ヴェルビエ音楽祭などを訪れる。

近年と今後のオーケストラとの共演としては、サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィル、アントニオ・パッパーノ指揮ゲヴァントハウス管、エドワード・ガードナー指揮ロンドン・フィル、ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン指揮ニューヨーク・フィル、グスターボ・ドゥダメル指揮ロサンゼルス・フィル、マリス・ヤンソンス指揮バイエルン放送響、ヤクブ・フルシャ指揮マーラー室内管、ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン指揮香港フィル、マンフレート・ホーネック指揮ピッツバーグ響、ハンヌ・リントゥ指揮ボストン響がある。またジャナンドレア・ノセダ指揮ロンドン響、ワレリー・ゲルギエフ指揮ミュンヘン・フィル、チョン・ミョンフン指揮ドレスデン国立歌劇場管、ハンヌ・リントゥ指揮フィンランド放送響との再共演、またイヴァン・フィッシャー指揮ブダペスト祝祭管、ヤニック・ネゼ=セガン指揮フィラデルフィア管とのツアーも予定されている。またマレク・ヤノフスキ指揮ケルン放送響とは今年11月に日本公演を行う。2020年のベートーヴェンの記念年には、マレク・ヤノフスキ指揮ドレスデン・フィルとベートーヴェンの5つの協奏曲全曲を共演予定。

1994年ソウル生まれ。6歳でピアノを習い始め、11歳で初めて観客の前でリサイタルを行う。2009年第7回浜松国際ピアノコンクールで最年少優勝を果たす。2011年17歳でチャイコフスキー国際コンクール第3位。2012年パリ音楽院でミシェル・ベロフに学ぶためパリに渡り、2015年に卒業。現在はベルリンを拠点に活動している。

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