クリスチャン・ツィメルマン
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ツィメルマンの初舞台は、1962年、7歳の少年時代まで遡るが、本格的な演奏家としてのキャ リアは、数々のコンクールに優勝した後の1975年に始まる。以来、世界中で2000回をこえる 演奏会に出演し、138名の指揮者と共演してきたほか、リサイタル、室内楽の演奏会を行ってき た。また43年以上にわたり、BBC響、ベルリン・フィル、ボストン響、シカゴ響、クリーヴラ ンド響、コンセルトヘボウ管、ロンドン響、ロサンジェルス響、パリ管、ウィーン・フィルなど、 世界有数のオーケストラとレコーディングを行っており、バーンスタイン、ブーレーズ、ジュリー ニ、カラヤン、コンドラシン、小澤征爾、ラトルなどの指揮者とプロジェクトを共にした。
録音は1976年以来、ドイツ・グラモフォンの専属としてリリースされている。自身が結成した オーケストラと、ショパンのピアノ協奏曲を弾き振りした録音ではゴールド・ディスク、クワド ラプル・プラチナ・ディスクを受賞。2017年9月には、シューベルトの最後の2つのソナタのCD を25年ぶりのソロアルバムとしてリリースし、世界中から賞賛された。
ツィメルマンの初来日は、1978年9月のリサイタルツアーだった。以来、日本で254回、30 プログラムに及ぶリサイタル、協奏曲、室内楽の公演を行ってきた。
2018年は、バーンスタイン生誕100年の年であった。バーンスタインとツィメルマンの間 には15年に及ぶ長い関係があり、数々の優れたオーケストラと、ストラヴィンスキー、ベー トーヴェン、バーンスタインなどを録音。ツィメルマンはその合間に、バーンスタインの100歳の誕生日に共演する約束をしていた。そこで2018年、ツィメルマンはこの記念年を祝うため、バーンスタインの交響曲第2番「不安の時代」をロンドン響、フィルハーモニア管、ベルリン・フィルほか多くの主要オーケストラと東京と大阪を含む世界の主要な公演地で共演。また、この作品をラトル指揮ベルリン・フィルと共演したCDも2018年にドイツ・グラモフォンよりリリースされた。これは、作曲家にして指揮者であるこの偉大な芸術家、バーンスタインと多くの舞台を共 にしたアーティストによる、最も壮大なオマージュともいえる。先達へ の感謝と尊敬の念を表すことは、ツィメルマンの芸術家としての重要な原動力の一つである。
フランスのレジョン・ド・ヌール勲章受賞(2005年)、ポーランドにおける民間人の最高勲章 である、星付きコマンドルスキ十字勲章(Polonia Restitua Commandeur Cross with Star) (2013年)など、栄誉ある名誉博士号や勲章を受賞。
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