ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団

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1952年にベルリン交響楽団(BSO)として創設されたベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団は、首席指揮者クルト・ザンデルリンク(1960〜1977)の下にその名を知られるようになり、世界的な評価を獲得した。1984年には、ジャンダルメンマルクト広場にあったシャウシュピールハウス・ベルリン(現コンツェルトハウス・ベルリン)が同楽団の本拠地となった。2006年、名称をベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団に改めた。2011/12シーズンから2017/18シーズンまでをイヴァン・フィッシャーが首席指揮者を、2017/18シーズンから、ユライ・ヴァルチュハが首席客演指揮者を務めている。そして2019/20シーズンには、クリストフ・エッシェンバッハが首席指揮者に就任し、最初のシーズンを迎える。

12,000人以上の定期会員を誇るベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団は、ヨーロッパの全オーケストラの中でも最大の会員数を持つ楽団のひとつである。同楽団の演奏は、コンツェルトハウスで行われる年間100回以上のコンサートのほか、世界の多くの国々へのツアーや音楽祭でも楽しむことができる。

ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団は、新しい形のコンサートや珍しい刺激的なプロジェクトを定期的に行うことにより聴衆の興味をひきつけている。恵まれない地域の子供たちのためのいくつかのプログラムのほか、サプライズ・コンサート、新しいオーケストラ配置、様々な要望に応えるプログラム、公開リハーサル、演劇付きコンサートといった試みに加え、有名なところでは、「Right in the Middle(その真ん中に)」という名のユニークなコンサート・シリーズが行われている。このコンサート・シリーズでは、オーケストラ奏者たちの座席の間にスペースを作り、そこに観客が座ることになっている。観客が音楽をこれほど間近から鑑賞できることは未だかつてなかった。

ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団は、ベルリンの中心部、美しいジャンダルメンマルクト広場にある楽団の本拠地に対し、格別の誇りを持っている。2006年から「コンツェルトハウス・ベルリン」と呼ばれるようになった建物は、1821年に劇場としてオープンしたもので、有名なプロイセン王国の建築家カール・フリードリヒ・シンケル(1781〜1841)の最も美しい作品のひとつである。この劇場は1945年、第二次世界大戦終結直前の数日間に破壊されたが、旧東ドイツ時代、1979年から始まった修復により完全に再建された。同劇場は、歴史的再建が行われたグランド・ホール(大ホール、1,400席)、小ホール(400席弱)、そして2003年に建物の最上階に加わった近代的なヴェルナー・オット・ホール(250席)の、3つのホールを有している。

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