クリスティアン・ティーレマン
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ベルリンの音楽愛好家の家庭に生まれる。
1978年、ベルリン・ドイツ・オペラのコレペティトゥーアとしてプロの音楽家人生を歩み始める。
ゲルゼンキルヒェン、カールスルーエ、ハノーファーで経験を積んだ後、1985年にデュッセルドルフ・ライン・ドイツ・オペラの第一カペルマイスターとなる。
3年後にニュルンベルクでドイツ最年少の音楽監督となったティーレマンは1997年にベルリン・ドイツ・オペラに戻り、音楽監督を7年間務めた。
2004年から2011年までミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団の音楽総監督を務める。
2012年夏、ドレスデン国立歌劇場管弦楽団の首席指揮者に就任する。
ティーレマンのレパートリーはバッハからヘンツェ、グバイドゥーリナまで広範囲に及ぶ。ティーレマンのドイツ・ロマン派音楽の解釈は、オペラであれコンサートであれ、模範的なものと世界中でみなされている。バイロイトにデビューしたのは2000年「ニュルンベルクのマイスタージンガー」であった。以来毎年恒例となったティーレマンの出演は、指揮における新しい基準を打ち立てることとなった。2011年のザルツブルク音楽祭ではリヒャルト・シュトラウスの「影のない女」の新プロダクションを指揮した。
ドイツ・グラモフォンによるティーレマンの長大なディスコグラフィには、膨大なオーケストラ曲とオペラが含まれている。ウィーン・フィル共演で録音したベートーヴェンの交響曲全集は、2010年秋にDVD、2011年にCDでリリースされた。これまでにドレスデン国立歌劇場管弦楽団との共演で録音した曲には、ブルックナーの交響曲8番、ベートーヴェンの「ミサ・ソレムニス」、そしてドレスデン国立歌劇場で行われた2010年と2011年のZDFジルベスター・コンサートのライブ録音などがある。その他にも、ワーグナーの「ファウスト」、マウリツィオ・ポリーニ共演によるリストとブラームスのピアノ協奏曲第1番のCDがある。
ティーレマンは2013年からザルツブルク・イースター音楽祭の芸術監督に就任し、同音楽祭のオーケストラとなるドレスデン国立歌劇場管弦楽団を指揮する。
2011年10月、ロンドンの王立音楽院の名誉会員の資格を授与された。また同月、ワイマール・リスト音楽院から名誉博士号を授与された。
https://www.japanarts.co.jp/en/inquiry/pr/