アルティ弦楽四重奏団
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アルティ弦楽四重奏団は、ヴァイオリニストの豊嶋泰嗣と矢部達哉、ヴィオラ奏者川本嘉子とチェリスト上村昇という4人の一流のソリスト達によって1998年に京都で結成された。
アルティの名前は彼らがレジデントカルテットとして活動している京都府立アルティ(Art Live Theater International)ホールの名前に冠している。その活動は京都のみならず日本各地に広がっている。
このカルテットの特徴は、京都のレジデントホールではベートーヴェン弦楽四重奏曲を毎回1曲ずつとり上げており、その他にもモーツァルトやハイドン、ドヴォルジャークの弦楽四重曲を重要なレパートリーとしている。
曲によって第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンが入れ替わるのも大きな特徴で彼らの実力の高さを物語っている。
室内楽の中心的存在である弦楽四重奏を、ソリストとして活躍しながら、まとまりの良い演奏を展開していくのは至難の技だが、4人は一様に安定したテクニックを持ち、緻密さを保った中で自己を主張しており、その音楽の表情にもデリカシーとニュアンスがあふれていて、結成から8年目を迎え、脂ののった日本トップの弦楽四重奏団となった。
コンサートの前には数日間の合宿練習を行ない、互いに妥協のない音楽づくりを行って、毎回聴衆に多くの感動を与えている。
2006年よりフィリアホール(神奈川・青葉台)のレジデントカルテットにもなる。
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