ブラック・ダイク・バンド

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1855年創立。その前史としては、1816年、ピーター・ワートンが、ヨークシャーのクイーンズヘッド(現在のクイーンズバリー)に、金管楽器と木管楽器によるバンドを設立。後に「ブラック・ダイク・ミルズ・バンド」の創設者となるジョン・フォスターは、このワートンの設立したバンドのフレンチ・ホルン奏者であった。1833年になると、「クイーンズヘッド・バンド」という名の新しいバンドが結成された。このバンドは、1838年から1843年にかけて団員18名を擁していたと伝えられている。

ブラック・ダイク・バンドは、2005年9月15日に創設150周年記念日を迎えた際、ロイ・ニューサム博士の著した「ゴールデン・イヤー:ブラック・ダイク150年の歴史」という書籍の出版、3枚組のCDセット「ジュエルズ・イン・ザ・クラウン」をリリースした。

ブラック・ダイク・バンドは、世界で最も多くの録音を行っているバンドであり、すでに350枚を超えるディスコグラフィーは、年々さらに増加を続けている。また、同バンドは、世界で最もコンテストで成功を収めているバンドでもある。これまでに、ヨーロピアン・ブラスバンド選手権で13回、ブリティッシュ・オープン・ブラスバンド選手権で30回、全英ブラス・バンド選手権で20回以上の優勝実績がある。また、イングリッシュ・ナショナルズ・ブラスバンド選手権では、2009年、11年、12年、13年に優勝したのに加え、2014年10月にも優勝したことにより、2014年の「イングリッシュ・ナショナル・チャンピオン」のタイトルを獲得した。

2006年、ブラック・ダイク・バンドは、若者たちの活動を支援する働きかけの一環として、ヨークシャー・ユース・ブラス・バンド(YYBB)を創設した。これは、ニコラス・チャイルズ博士の指導と同バンド正規メンバーの協力の下に、11歳から21歳までの若者たちが、演奏者、作曲家、市民として、自身の潜在能力を余すところなく発揮できるよう、良い刺激を与え、意欲を掻き立てることを主旨としている。

2007年8月には、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールにおけるBBCプロムスに招かれて演奏を行った。

2016年、26年ぶりの来日公演を行い、翌2017年にも日本ツアーを実施し各地で大反響を得た。

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Black Dyke Band play Highland Cathedral @ Lucerne KKL 2014

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