ヒブラ・ゲルズマーワKhibla Gerzmava

プロフィールProfile

ヒブラ・ゲルズマーワは、1994年にモスクワ音楽院声楽科を卒業し、1996年に同大学院課程を修了した。1995年からは、モスクワのスタニスラフスキー&ネミロヴィチ=ダンチェンコ音楽劇場のソリストを務めている。

ゲルズマーワは、このほかにも、マリインスキー劇場(サンクトペテルブルク)、シャンゼリゼ劇場、シャトレ座(以上、パリ)、コムナーレ劇場(フィレンツェ)、ソフィア国立歌劇場、東京文化会館などでも歌っている。

スタニスラフスキー&ミネロヴィチ=ダンチェンコ音楽劇場でのレパートリーは、アディーナ(ドニゼッティの《愛の妙薬》)、ミミ(プッチーニの《ラ・ボエーム》)、ヴィオレッタ(ヴェルディの《椿姫》)、ルチア(ドニゼッティの《ランメルモールのルチア》)、アントニア/オリンピア/ジュリエッタ(オッフェンバックの《ホフマン物語》)などである。

2010年には、ドニゼッティの《ランメルモールのルチア》のルチアにより、ロシアの舞台芸術に贈られる最高賞である「ゴールデン・マスク賞」を受賞したほか、芸術と文化における業績と貢献に対して贈られる、カスタ・ディーヴァ批評家賞とモスクワ市長賞も受賞した。

ゲルズマーワは、これまでに、スウェーデン、フランス、オランダ、オーストリア、ベルギー、スペイン、ギリシャ、アメリカ、日本、トルコでリサイタルを行っている。2002年と2003年には、ドイツのルートヴィヒスブルク音楽祭に出演し、ハイドンの《天地創造》のエヴァと、エミリオ・デ・カヴァリエーリの《魂と肉体の劇》の守護天使を歌った。

ゲルズマーワは、しばしばオラトリオなどのコンサートにも客演している。これまでに、モーツァルトの《レクイエム》《大ミサ曲ハ短調》《戴冠ミサ曲》《証聖者の荘厳挽課》、ベートーヴェンの交響曲第9番、ヴェルディの《レクイエム》でソプラノ・パートを歌っている。

2008年3月には、チャイコフスキーの《エフゲニー・オネーギン》のタチアーナで、コヴェント・ガーデン王立歌劇場にデビューを果たした。また、2009年にはプッチーニの《ラ・ボエーム》のミミで、さらに、2012年1月にはモーツァルトの《ドン・ジョヴァンニ》のドンナ・アンナで、同歌劇場に出演している。2011年5月から6月にかけては、《ラ・ボエーム》のミミで、ミュンヘンのバイエルン国立歌劇場とローマ歌劇場にデビューした。

2010年9月から10月にかけては、オッフェンバックの《ホフマン物語》のステラとアントニアで、メトロポリタン歌劇場にデビューを果たした。さらに、2011年11月から12月にかけても、再び同歌劇場に出演し、フランコ・ゼッフィレッリの演出による《ラ・ボエーム》のミミを歌った。

2011年9月から10月にかけては、ウィリー・デッカーの演出によるモーツァルトの《皇帝ティートの慈悲》のヴィテリアで、パリ・オペラ座(ガルニエ宮)にデビューし、大成功を収めた。2011年7月には、BBCプロムスのオープニング・ナイトで、イルジー・ビエロフラーヴェク指揮によるヤナーチェクの《グラゴル・ミサ》を歌った。また、2011年2月には、マリインスキー劇場の日本ツアーに参加し、東京のNHKホールでプッチーニの《トゥーランドット》のリューを歌った。

2013年には、コヴェント・ガーデン王立歌劇場において《シモン・ボッカネグラ》に、メトロポリタン・オペラにおいて《トゥーランドット》に、ウィーン国立歌劇場において《皇帝ティートの慈悲》に、それぞれ出演する予定である。

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