ドレスデン国立歌劇場室内管弦楽団Dresdner kapellsolisten
プロフィールProfile
1994年に創設されたドレスデン国立歌劇場室内管弦楽団は、著名な名門オーケストラ、シュターツカペレ・ドレスデン(ドレスデン国立歌劇場管弦楽団)の主要な楽団員によって構成されており、母体のオーケストラのエッセンスとも言うべき、名状し難い魅力を放っている。
周知の通り、シュターツカペレ・ドレスデンはウィーン・フィルよりも約300年前の1548年、ザクセン選帝侯の宮廷楽団として設立されたヨーロッパ随一の歴史と伝統を誇る格調高い名門中の名門であり、その演奏、音色、品格は実に多くの指揮者の憧憬の的となってきた。
メンバーたちが腐心しているのは、バロック、古典派及びロマン派音楽の遺産をいきいきとした演奏で聴衆に伝えることであり、その際、大事にしていることは、音の美しさだけでなく、真実性を追究することである。
これまでに、ヴィクトリア・ムローヴァ、イザベル・ファン・クーレン、ヴォルフガング・マイヤー、イレーナ・グラフェナウアー、モーリス・アンドレ、ペーター・シュライヤー他と共演。また、シュターツカペレ・ドレスデンのソロ奏者をソリストとして迎えることも多い。
CDも数枚リリースしており、現在新たなCDを制作中である。北ドイツ放送、中部ドイツ放送、ドイチェ・ヴェレは、特別番組でドレスデン国立歌劇場室内管弦楽団を紹介し、ドイツ・ラジオ・ベルリンはゼンパー・ギャラリーからコンサートのライヴ放送を行った。
また、ドレスデン以外にベルリン、ケルン、ミュンヘン、ライプツィヒ、ハノーファー、ドルトムント、ヴュルツブルク、ポツダム・サン・スーシ、ラインガウ、フィレンツェ、ローマ、ミラノ、ポーランド、チェコなど、数々の都市やフェスティヴァルに客演している。これまでもたびたび日本ツアーを行っている。